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六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展  建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの / 森美術館

 

森美術館で行われている「建築の日本」展に足を運んだ。

(エスカレーターのあるこの空間も見どころのひとつ。)

 

見ごたえがある素晴らしい展覧会だった。

入口で待ち受けるのは、木を複雑に組んだ壁。洗練されたフォルムとその技術に圧倒される。

この壁裏から始まる最初の部屋だけでも、見るのにかなり時間が掛かる。

 

そして、館内には千利休作の茶室、国宝《待庵》が再現されている。

確かに貴重だとは思うのだが、そもそも質感が再現できておらず、サイズを体験するだけの模型といった印象が否めない。

安藤忠雄展で教会が再現されていたことと比べると、まったく話にならないレベル。向こうは親方日の丸だからお金のかけ方も違うのだろう。残念。

 

モダニズムの家具で誂えたブックスペース

 

半バーチャル映像で代表的な建築物や、人体との係わりを感じることが出来るスペース。

二本の木で支えられている家、すごいですね。

 

丹下健三 自邸の模型。

 

写真撮影可能なスペースが限られているため、ここまでお読み頂いた方には、あまり雰囲気が伝わらないかも知れませんが、実際の展覧会はとても素晴らしいものです。

組木をはじめとする日本の技術力への尊敬と、日本の建築物への興味を大いに掻き立ててくれました。

タモリ倶楽部などで紹介された「三田のガウディ」さんによる アリマストンビルもパネル展示されていました。

 

 

残念だったのは、図録がイマイチだったところ。

日本語と英語を併記しているため、写真などの分量が少なく、購入に至りませんでした。

二冊別に出せば良いのに。

 

その他、展示品も有り。

展覧会に少しは関係している様な。

 

 

森美術館のある六本木ヒルズの展望台では海をテーマにしたプロジェクションマッピング「海の地球ミュージアム2018」も行われていたらしいけれど、時間が合わず見ることができず。

今回は水槽でがまん。

 

 

 

安藤忠雄展 挑戦 / 国立新美術館

少し前の話になるが、国立新美術館で開催中の安藤忠雄展に出掛けた。

最近出掛けた展覧会の中で、最もクオリティが高い展覧会だった。

手間もお金もかなりかかっている。

代表作である「光の教会」を会場内に作ってしまうなど、ちょっと考えられない内容だ。
すばらしい。

ここまでくると開館10周年という節目に国がカネに糸目をつけず開催した展覧会だという印象を持ってしまいそうになるが、例えば展示素材の作成や取りまとめの緻密さや、図録すべてに安藤忠雄氏本人の直筆イラストが付属する点など思いの丈もたっぷり詰まっていた。

「人間がひと手間掛けることで、自然の魅力をより一層伝わりやすくする」安藤氏が一貫してこだわってきた建築に掛ける思いが良く伝わる非常に良い展覧会だった。

これから紹介された建築に足を運んでみたいと思う。

島全体が氏の建築といった佇まいの直島はジオラマまでありました。