縁あって、上智大学新聞 創刊60周年 記念号に協賛させていただきました。
私の学部は一学年60人ほどであったため、一年の時から専門過程の講義となると、聴講者は数人という状況でした。マンモス校と比べたら、一年からずっとゼミのような小所帯ですね。
とても近いつながりをもつ同級生が多かったのですが、私たちの時代には、SNSなど勿論なく、ましてや携帯電話も普及していませんでしたので、一人暮らしのアパートを引っ越してしまうと連絡先がわかりません。
今でも連絡を取っている同級生はわずか数人と寂しさを感じることがあります。
そんな折、後輩から声をかけてもらい、母校の活動に関われる事はとても嬉しい事でした。
当時のことを思い出す、良いきっかけとなりました。
ローマ法王による 聖座立教育機関として創設された母校では、哲学科の教授たちは皆神父で、大学からの報酬はすべて寄付、私物は下着のみと聞いていました。
強い信仰心を持たない私でさえ、教授たちの生き方には強い感銘を受けました。
講義への取り組みがゆるい私たちを前に、「私は子供を持たない、それはみなさんが私の子供だからです」といって涙されたペレス・ヴァレラ先生のご冥福をお祈りいたします。
新しい世代に良い活動を続けて頂けていることに感謝し、かさねて上智大学の益々の発展を祈念します。








































