物件申し込み直前の、住宅ローン審査について


本日、融資について、お客様からご相談をいただきました。

同じような不安を抱えている方も多いと思いますので、投稿しておきます。ちょっとタイトルが長かったですね。

皆様にとって、お住まい探しはとても時間と手間のかかるものだと思います。並行して融資の手配など、なかなか余裕も無いものでしょう。

今回は、ようやく物件を見つけたけれど、融資についてまだ検討していなかった、月々の返済額は決めていたけれど実際の融資審査を進めていなかった方向けの内容です。

さて、物件をみつけて申込みをする際、売主から、融資の審査は済んでいますかと聞かれる事が多いです。

というのも、最近の契約には、ほぼ必ず「融資特約」という条項がある事によります。
これは、万が一買主が融資の本審査に通過しなかった場合、白紙解約出来るという条項になります。※この場合、手付金も戻ります。

契約後に白紙解約されてしまうと、売主はそれまでの間、きちんと支払いの出来る第三者と契約するチャンスを逸してしまいます。


そのため、売主は融資を利用せず現金購入できるお客様を優先したり、契約前に融資の事前審査への通過を求めたりするのです。

事前審査はあくまでも仮の審査ですが、窓口があるタイプの金融機関なら、後から健康不良などが分かった場合をのぞいて、覆ることは少ないものです。※インターネット系金融期間の場合には、アテにならない場合もあります。

前提はさておき、そろそろ本題に入りたいと思います。

物件を見つけ申込みの際、事前審査に通過している方優先と言われてしまったら、どうしたら良いのでしょう。

本命の金融機関に連絡して、審査に時間がかかると言われてしまったら困ってしまいますね。特にペアローンなどの場合には、金融機関によっては、時間がかかる場合が多い様です。

さて、そもそも、融資を受けるにはいくつかの段階があります。
事前審査、本審査、金銭消費貸借契約(住宅ローン契約)、実行(融資されること)です。
実は、どの金融機関で融資を受けるかを決まるのは、3段階目の金銭消費貸借契約(住宅ローン契約)をする時点となります。
そのため、この契約を締結しない限りは、複数の金融機関で審査を受けても問題ありません。

そこで、気に入った物件の契約に対応するため、審査の判断が早い金融機関でまずは事前審査を通過させておき、並行して本命の金融機関で審査を進めるという方法がございます。

なかには最短一日で審査に回答してくれる金融機関があります。

これなら安心ですね。

実際に物件の契約をしてから支払いをしなくてはならない時期までは、土地購入の場合、概ね1.5から2ヶ月ほどの猶予を頂けることが多いため、本命の金融機関での融資もそれまでには間に合うことでしょう。

以上のような対処法があることを頭の隅において頂けると、リスクヘッジしつつ、安心して前へ進めます。

ただし、本命の金融機関以外では絶対に借り入れしたくないという場合には、この方法は使えません。

とはいえ、各金融機関がホームページなどに提示している条件については、あくまでも一般的なものです。それだけを読んで金融機関を選んでも全く意味がありません。

審査の結果で条件が変わることもあれば、よくよく調べてみると、金利だけでは判断できない重要なポイントもあるものです。

わかりにくい点が多いと思いますので、融資についてお悩みの際には、是非お気軽に弊社へご相談くださいませ。