Category Archives: ハーバルホーム社長の湯淺です。

【映画三行コメント】死よ、万歳

フェルナンド・アラバール監督による観念的な映像の多い作品。ホドロフスキー監督の盟友らしい。

スペイン内戦下にて、父を共産主義者と密告した母をもつ息子の物語。

そんなストーリーを映像が補完している感じはとくに無く、メッセージはビジュアルで感じて!と言われている様な気がします。

8点

【音楽図鑑】YEAR OF THE RABBIT / YEAR OF THE RABBIT

 

かなり売れそうな音を聴かせてくれます。

サビに次ぐサビといった感じで、どうして売れていないのだろうとさえ感じるほど。

アルバムの後半は、自身らの嗜好に近いのか、やや落ちついた音を聴かせてくれています。

レコード会社(エレクトラ)の経営上の問題で活動休止となってしまった不運のバンドの様です。

続けていたら多くのファンを獲得したことでしょう。

六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展  建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの / 森美術館

 

森美術館で行われている「建築の日本」展に足を運んだ。

(エスカレーターのあるこの空間も見どころのひとつ。)

 

見ごたえがある素晴らしい展覧会だった。

入口で待ち受けるのは、木を複雑に組んだ壁。洗練されたフォルムとその技術に圧倒される。

この壁裏から始まる最初の部屋だけでも、見るのにかなり時間が掛かる。

 

そして、館内には千利休作の茶室、国宝《待庵》が再現されている。

確かに貴重だとは思うのだが、そもそも質感が再現できておらず、サイズを体験するだけの模型といった印象が否めない。

安藤忠雄展で教会が再現されていたことと比べると、まったく話にならないレベル。向こうは親方日の丸だからお金のかけ方も違うのだろう。残念。

 

モダニズムの家具で誂えたブックスペース

 

半バーチャル映像で代表的な建築物や、人体との係わりを感じることが出来るスペース。

二本の木で支えられている家、すごいですね。

 

丹下健三 自邸の模型。

 

写真撮影可能なスペースが限られているため、ここまでお読み頂いた方には、あまり雰囲気が伝わらないかも知れませんが、実際の展覧会はとても素晴らしいものです。

組木をはじめとする日本の技術力への尊敬と、日本の建築物への興味を大いに掻き立ててくれました。

タモリ倶楽部などで紹介された「三田のガウディ」さんによる アリマストンビルもパネル展示されていました。

 

 

残念だったのは、図録がイマイチだったところ。

日本語と英語を併記しているため、写真などの分量が少なく、購入に至りませんでした。

二冊別に出せば良いのに。

 

その他、展示品も有り。

展覧会に少しは関係している様な。

 

 

森美術館のある六本木ヒルズの展望台では海をテーマにしたプロジェクションマッピング「海の地球ミュージアム2018」も行われていたらしいけれど、時間が合わず見ることができず。

今回は水槽でがまん。

 

 

 

小松美羽展 ~祈り / 軽井沢ニューアートミュージアム

 

軽井沢ニューアートミュージアムで開催されている「小松美羽展~祈り 」に足を運んだ。

 

 

ポスターには書かれていない様だが、大回顧展という位置付けらしい。

 

前回足を運んだのは、紀尾井カンファレンスで開催された「神獣~エリア21~」だったのだが、ライブペイントを行う彼女の姿には魅了されたものの、作品自体は今一つピンとこず、それ以来やや興味を失っていたため、久しぶりの作品鑑賞となった。

 

 

感想をひと言で述べるなら、素晴らしいの一言に尽きる圧巻の大回顧展だった。

 

どんなに偉大な作家の作品にも自分に合う合わないがあるのもだが、小松美羽さんの作品はその多くが私の胸を打つ。

 

彼女の代表作と言われている「四十九日」。キャリアとして封印するために原版を裁ったそうである。

デヴィッド・ボウイでさえ、過去の作品を封印するまでに何十年もかかったのに(結局封印しませんでしたが)、小松美羽さんはこの若さで封印なんて、すごい。

 

私はいつも、仕事でも芸術でも、あるいはお祭りなどの地域活動などにおいても、すばらしい成果を上げる方は、その事にしっかり時間を掛けて考え行動していると思っている。

そして、彼女の作品を鑑賞する時、常識を越えるレベルで芸術に取り組んでいる姿に自然と思いを馳せることになる。

 

 

2017年のブログでも書いていたのだが、彼女と同時代に生きていることに喜びを感じる。

音楽で言えば、私にとってはペットショップボーイズが活動している事と同じレベルの喜びだ。

偉大な芸術家の成長に立ち合うことが出来るのは、本当に幸せなことである。

 

 

これからは、ひとつの作品から受ける印象に一喜一憂すること無く、黙って応援させて頂きたいと思います。

 

 

 

出掛けた日は丁度在廊日だった様で、ずうずうしくサインを頂いてしまいました。

次回在廊日は9月22日(ラストチャンス)の様です。

是非皆さん足を運んでみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【音楽図鑑】 mitchell froom / dopamine

ミッチェル・フルームは知らなかったけれど、ゲストミュージシャンの顔触れに惹かれて購入。

ウルヴィス・コステロとの仕事などで有名なチャド・ブレイクがプロデュースしている。

ミッチェル・フルーム自身もプロデューサーらしいです。

調べて驚いたのですが、スザンヌ・ヴェガの元旦那さんだったのですね。

今作にも登場している彼女ですが、blood makes noise などの迷走期の音をここでも聴かせてくれています。私は嫌いじゃ無いのですが、foetusとコラボレーションした時から何を間違ってしまったんだと驚いたものです。この人の影響だったのかも知れませんね。

参加ミュージシャンは豪華で、アルバムの内容より、この情報で手を伸ばしたくなる方も多そうです。
David Hidalgo(Los Lobos), M. Doughty(Soul Coughing), Lisa Germano, 
Suzanne Vega, Sherlyl Crow, Miho Hatori

曲調は全体的にどことなく妖しく、今の所、凄く良いと感じる楽曲はありませんが、全体的に雰囲気は良いです。
エスニック風を基調にしているものの、なかには電子音が多用されている曲などもあったりします。

参加ミュージシャンが自信を活かしているというよりも、ミッチェル・フルームの枠に嵌められている感じです。

ジャケットも印象に残ります。

【音楽図鑑】Colonel Blimp

 

 

Lo-Fiがあまり好きでは無い私にとって、このCDから音が鳴った瞬間の印象はあまり良いものではなかった。

 

それでも1曲目はやはり嫌いなのだが、2曲目以降はなかなか聴かせる。

 

Lo-Fiなのか、使っている楽器がやや原始的でエスニックなものなのか、どちらなのだろうと考えている内に、おや、もしかしてアシッド?なんて考えも想起する。

本格的にジャジーなフレーズも聴くことが出来る。

アンビエントだけれど、使っている音がキッチュだから、静謐な感じはしない。

そして、最後の曲は20分を超える大作で、しっかり聴くことが出来るけれど、ややキモい低音男性ボーカルの使い方など個性的。

 

しっかりと個性を打ちだした良いアルバムだと思うけれど、メンバーは売れる気など無いのだろう。

 

ちょっと検索してみたが、どういったバンドなのかやはり不明。

 

イギリスのコミックキャラクターや、映画などに同名の登場人物がいるらしいので、バンド名はそこから取ったのかもしれない。

琉球 美の宝庫 / サントリー美術館

 

東京ミッドタウンにあるサントリー美術館に足を運びました。

 

今回の企画展は 「琉球 美の宝庫」です。

 

なかなか触れる機会の無い琉球芸術をしっかりと感じることが出来ました。

 

王朝に伝わる衣装や装飾品、食器などはどれをとっても素晴らしく、琉球王朝の生活に触れることが出来た気がしました。

なかでも生地のデザインはみごとで、当時のデザイン帳はとても洗練されていました。

本土のものよりも余程モダンです。

色彩に対する感覚も非常に優れていると感じます。

 

掛け軸も、大陸と近く交流が密なせいか、水墨画など非常に見事なものでした。

色づかいや描かれた動物の形なども、独得です。

衝立の一部に細長いガラスがズラリと並べてあるもの等、興味深かったです。

良い異文化体験が出来ました。

 

琉球文化、沖縄を尊重する気持ちが高まると、あらためて沖縄をしっかりと尊重して生きていきたいと考えられる様になるようです。

良い展覧会に出会いました。

 

 

東京ミッドタウンの様子

 

 

ショップのシマウマも気になりました。

【音楽図鑑】 ALBERTA CROSS / BROKEN SIDE OF TIME

 

5ピースのロックバンドらしいのだが、楽曲からはそんな感じを受けなかった。

 

むしろ押し殺し気味でエモーションナルなボーカルを中心にして少人数でバンドが構成されている感じ。

 

イントロ部分などで自己主張が強く派手なサウンドを聴かされると、つまりバンドっぽいサウンドを聴かされると、おや?といった気分になってしまう。

そのため、そのまま楽曲に流れこんでしまっている曲では、残念な雰囲気がただよいます。

 

後半に多いどちらかと言えばややアンビエントな味わいの楽曲、気怠さを孕んだボーカルの後ろで控え目に鳴る音の潰れまくったギターがフィーチャーされている曲はかなりのマイフェイバリット。

 

オアシスのノエル・ギャラガーがオープニング・アクトを依頼したこともあるらしい。

 

1曲目も良いけど、後半の雰囲気でアルバム全体がまとまっていたら、かなりの名盤になっていたのではないだろうか。

【音楽図鑑】Too Much Joy / CEREAL KILLERS

耳に残るけれど、なんだかレビューしにくいアルバム。

まず、このポップなジャケットにもかかわらず、タイトルは「連続殺人鬼」を少しもじった「穀物殺人鬼」。

バンド名のToo Much Joyからすれば、これもジョークと言うことか。

 

メロディの乗せ方にXTC風のポップさがあるものの、なんかオヤジっぽい歌声。

曲調は違うけれど、日本のウルフルズみたいな感じなのか。元気出せ!みたいな。

あまり世界的なヒットを出さないどこか知らない国で実は大流行なんて言われたら、ちょっと納得する感じ。

【音楽図鑑】 →Pia-no-jaC← 10th Anniversary 組曲『Diggy-MO’』

渋谷 duo MUSIC EXCHANGE で行われた →Pia-no-jaC←  とDiggy-MO’の対バンライブに足を運んだ。

目当てはDiggy-mo’だ。

SOUL’dOUT解散以来、音源は聴いていたものの、ソロのライブは初めて見た。

 

 

それというのも大掛かりなツアーをおこなうわけでも無いため、かなり注意していないとライブ情報の入手が遅れてしまい、気づいた時には売り切れてしまっていたことが多かったからだ。

 

今回のメインは→Pia-no-jaC← とはいえ、Diggy-mo’貫録のライブであった。

 

通常のバンド構成が分からないのだが、ドラム、ベース、キーボードという編成や、奏でる音色から、対バンの→Pia-no-jaC←に寄せているのでは無いかと思われた。

 

これがまた良いのである。

ラップというよりもジャジーなライブ。

ラストの Baysside Serenadeなんて、あの曲がこんなに格好良くなってしまっているのと驚いた。

 

wham のケアレスウィスパーや 岡村靖幸のカバーなど、盛り沢山。どっちのファンが喜ぶのか疑問でしたが………、私は楽しめました。

 

次はベストアルバム後のライブ!必ず足を運びたい。

 

そして→Pia-no-jaC← こちらはシンセとパーカッションのユニットで活動10周年だそうだ。

正直なところ、新しさを全く感じることは出来ず、演奏もYOUTUBEの音源を上まわることは無かった。

もう少し音に個性が欲しいところである。